ガラスびんの3R 東京システム21 PCP計画
ガラスびんの3つのR

3つのR」という言葉をご存知でしょうか?聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
3つのR」は、地球環境を守り、資源を大切にする、未来指向の持続型社会を形成する重要なキーワードです。
また、「3つのR」という言葉は、環境省の2000年改正「環境基本計画」や同年施行の「循環型社会形成推進基本法」などにもうたわれております。

ガラスびんの3つのRとは

リデュース(資源の使用量を減らす)
びんを軽くする事により輸送中に排出される二酸化炭素(CO2)の発生抑制や天然資源の使用削減につながります。ビールびんの大びんや宅配牛乳びんはリデュース化が進んでおります。また、ワンウェイびんをリユース化すること自体が、リデュースにつながります。

リユース(再使用)
1度使われたびんを洗って繰り返し使用することです。主に一升びん・ビールびん・牛乳びんが代表的です。ガラスびんは、やさしく、ていねいに扱えば繰り返し何度でも使用できるのです。このガラスびん(リターナブルびん)は世界的問題になっている地球温暖化の原因となる、二酸化炭素(CO2)の発生抑制するなど、環境負荷の低減を考える上で、優れた特徴をもっています(例えばビールびんなら、一般的に20回以上使用することが出来ます。)
空きびんのリユースについては、東京壜(びん)容器協同組合が、空きびんの回収 → 洗浄→ 検査を行っております。

リサイクル(再生)
ワンウェイびんなどを色別に選別して不純物を取り除き、砕いて新しいびんを作るときの原料にします。これをカレットと呼びます。また、びんの原料以外の用途にも使われています。(タイル・道路の舗装材・建築材料 等)

この中で、特に重要になるのがリユースであり、リターナブルびんが大きな役割を果たしております。

Rマーク

ところで、皆さんは、「Rマーク」の付いたびんをご存知でしょうか?

R300一例 R900一例 R720一例 Rマーク一例
R300 R900 R720 Rマーク

このRマークの意味は、皆さんが一番先に思いつく、リサイクルの意味ではありません。実はリユース(使えるものを繰り返し使う)のことなのです。日本人が大切にしてきた文化、「もったいない」の精神を継承してきた、ビールびん、一升びんの素晴らしいリユース・システムを、今の時代によりマッチさせた、使いやすいものにしたのが、このRマークの付いたびんなのです。

この「Rびん」の代表格である、R900mlR720mlR300mlは、国と地方自治体、酒造メーカー、ガラスびん・メーカー、そして私たちびん商が協力して作り上げた、まさにエコロジー時代を代表するびんなのです。今では、市民団体や大手居酒屋チェーン店等の協力を得るまでに成長し、立派なリユース・びんの代表格になりつつあります。

われわれ、東京壜(びん)容器協同組合は、「Rびん」などのリターナブルびんを広く普及させ、びん商などの同業者が連携して広域的な回収・供給が出来る協業ネットワークの構築に向けて、日々努力してまいります。

東京壜容器協同組合